最近、テレビや映画、youtubeなどでもよくドローンによる映像を目にする事が増えてきましたが、まだまだ世間での認知度は低いように思われます。ですので、一体ドローンでどんなことができるのかを、簡単にご紹介したいと思います。
①撮影(空撮)
ドローンによる撮影は、地上すれすれの臨場感あふれるものから、上空150mまでの間でおこなう事ができ、動画や静止画での撮影が可能です。例えば、景色の撮影、ビルや工場・社屋の撮影、新築マンションや分譲地のPR撮影、イベントや団体での記念撮影等、用途は無限にあります。建築工事や造成工事等のビフォーアフターを定点撮影(工程確認)するのも可能です。
②測量
近年、国土交通省が「i-Construction」という取り組みをはじめています。これは、ICT等を建設現場に導入し、建設生産システム全体の生産性の向上を図るといった取り組みの事です。例えば、ドローンにより撮影した写真をもとに、短時間で高精度な地形の3次元(3D)測量を行います(オルソ画像や点群データの作成)。この3D地形データと設計データを比較し、土量を自動で算出できます。そしてそのデータに基づき、GPS等により自動制御された建設機械が施工を行います。そして施工完了後においても再度ドローンによる撮影を行い、出来型の検査を行うといった流れになります。難しい話ですが、これらのシステムが完成すれば、すごい事ですよね。
③建物状況調査(インスペクション)、インフラ点検等
2018年4月より、中古住宅の売買において、インスペクションに関する説明が義務化されます。今までなら、高額の費用をかけて足場を組み、人間の目による確認を行なっておりましたが、ドローンで撮影する事により、大幅な工期短縮及び経費削減が可能となります。通常の可視画像に加え、ドローンに搭載可能な赤外線サーモグラフィカメラを使用すれば、屋根や壁面の細かなひび割れや劣化状況が即座に確認できます。この様なデータがあれば買主様にとっても安心であり、不動産業者様にとっても大きな付加価値であると考えます。同様に、大型インフラ設備等、例えば橋梁・トンネル・ビル・工場・メガソーラー・鉄塔等においても、ドローンは十分活用可能なものであります。
④農業
ドローンを使って、大型農場や田園、果樹園等の上空から定期的に空撮し、作物の生育状況の確認等が行なえます、また自動航行により、むら無く効率的に農薬散布が行えます。
等々、ドローンを使って出来る事は無限にあり、まだ誰も気付いていない分野での利用もあるでしょう。
弊社が所有するドローンは、国土交通省の全国包括許可を得ております。京都はもちろんのこと、関西一円・日本全国においても対応可能です。また、一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会(DPCA)と業務提携を結んでおり、まだまだ検証段階の分野もございますが、多様な業務にも対応できる体制を整えております。些細な事でも構いませんので、お気軽に御相談頂ければと思います。
余談
とは言え、ドローンはいつでもどこでも自由に飛ばせるものではありません。航空法により飛行可能エリアや、ルールが定められております。最近になって、ドローン練習場などが少しずつ増えてきましたが、利用料金も結構高額なものであります。つきましては、普段あまり使用されていない又は、たまに空いている土地(空き地やグラウンド)や建物(倉庫や体育館等)が御座いましたら、是非練習場所として使用させて頂けませんでしょうか。(1回に1~2時間程度)
何卒御協力の程、宜しく御願い申し上げます。